FX ドル円上がる 下がる その理由を知れば予測できる ハズ
FXは楽勝
為替相場はなぜ変動するのでしょうか?ドル高になったりドル安になったりするのはなぜなのでしょうか?それがわかれば、FXは楽勝ですねー。
モチロンそんなカンタンな話ではありません。
でも大きな基本はあって、その基本は間違いなく正しいのです。
少なくともこの基本は知っておきたいですね。
その国がいいかどうか
為替相場を動かす要因は様々ですが、基本は株式と同じでその国がいいかどうかです。いいと思う人が多いか少ないかです。
株式ですとその会社が業績が良くて利益が上がってくるとか、なにやらすごい商品を開発したとか。そんなことからいい会社という判断がされれば、その会社の株式を買おうという人が増えて、株価は上がります。
通貨についてもその国が利益を上げる、GDPが上昇したとか、金利が高いとか。そのようなことから、良い国と思う人が多ければ、その国の通貨を買う人が増えますので、高くなります。
FXの場合は取引するものが通貨なので、品薄になったため値が上がるというのはないと言ってもいいのではないでしょうか。よくいわれる、需要と供給のバランスではなく、需要の大小で決まると思います。
純粋に買う人が多ければ上がり、売る人が多ければ下がる。シンプルだと思います。
ではどういう時、状態になれば、買われるのでしょうか?
いい国の判断はどうするのでしょうか?
ちょーカンタンに言うと、儲かってる、強いつぶれない国ならば買われます。
経済的にいい国
景気が良い国の通貨は、金利上昇への期待感などから買われる傾向にあります。逆に景気が悪い国からは売れないと判断した企業や資本が国外へ逃避するため、その国の通貨は売られやすくなります。
その国の景気判断はGDPなどの経済指標で行われます。ですので、そのような経済指標が発表されるタイミングで通貨も上下します。
難しいですが、その国の通貨にはその国の金利が適用されます。そういうものだと思ってください。なので利息で儲けようとする人は低金利国の通貨を売って、金利が高い国の通貨を買おうとするので、その国の通貨は上昇します。金利水準はその国の景気や物価水準と関係があります。けっきょく、調子の良い景気の良い国の通貨は上がるということですね。
国際収支 貿易で儲けてる国
貿易収支やサービス収支からなる経常収支や資本収支という指標があります。これらもちょーカンタンにいうと、国家間で売上好調で黒字になってるかどうかです。たとえば、iPhoneの売れ行きが良くて、日本が赤字でアメリカが黒字だとすると、支払うためにドルが必要になりますよね。円でドルを買わなければなりません。すると、ドルが上がります。シンプルな話です。国際貿易で儲けてる国。
投機的要因
これはあなたのようなひとです。物を買って支払うとかではなく。FXのように、値上がりで儲けたい人が多いとあがります。これにはヘッジファンドや機関投資家などが該当します。これらの投機筋は巨額の資金を動かすので大きな値動きになります。自分自身の売買で上げ下げ出来るくらいの規模もあります。これは私たちには分かりません。仕方ありません。
地政学的要因
戦争やテロがおこって国際情勢が不安定になると基軸通貨である米ドルが安全資産として買われる、「有事のドル買い」と呼ばれる現象が起こることが多くあります。これはアメリカとイランの紛争や中国との貿易戦をよーく見ましょう。揉めたらドル高。強い国が買われるのです。誰が負け組に乗りますか?ニュースはまめにチェックです。
テクニカル的要因
これは投資家の心理です。前はこの値段で下げ始めた、とか、きりのいい数字で売買したがったりとか、そのような投資家の心理がチャートには反映します。またそれをみて売買されるので、その通りになったりすることがあります。
まとめ
カンタンにいうと強くて儲けてる国の通貨は買われて上がります。
あなたはGDPなどの経済指標の発表をチェックしなければなりません。
FXを始めると分かりますが、FOMCというのにも要注意です。今詳しく知らなくても、FXを始めたら常識になります。FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のことです。
FOMCは年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。その内容次第で株式市場や為替レートが大きく変動します。内容の予想がハマれば儲けるチャンスになります。
そして、世界情勢に目を配り、紛争などもチェックです。
ヘッジファンドの動きは諦めましょう。これらのわかる情報から上がるのか下がるのかを判断して、チャートで確認する。基本的にこういうことをすると思ってください。
チャートだけで上げ下げを判断する人もいます。それはまち別の記事にしますね。